ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ(映画)

追憶のヴィラ。

なんという悶絶ものの副題でしょうか。

昭和っぽいというか、スネ夫のママ的なエレガンスを感じます。

ディスってませんよ!

本気でいいと思ってます。

配給会社のグッジョブです。

というか、鑑賞すると美しすぎて笑えない。

昔ボーム&メルシエが、シーサイドリビングというコンセプトで展開してたやつを思い出しました。

まあこっちが元祖でしょう。

とにかく、この追憶のヴィラという副題と、海辺に建つ白亜の建築が一体化して、脅迫的なまでの美しさに問答無用で魅了させられてしまう。

すべてがパーフェクト。

ではないのですね、しかし。

この美しさを、まるで害虫のように侵食してくるのは、かのコルビュジエ大先生です 笑。

勝手に壁画を書き加えて、アイリーンを失望させてみたり。

けっこう、本当にこの人センスあんのか?みたいなひどい描かれ方をしてます。

しかしコルビュジエが登場しなければ、もはやこの世のものではなくなってしまう。

俗世の垢と乖離した海辺のヴィラで、仲むつまじく暮らしました、ではもはや神々の世界です。

それ位、観るものにイメージを想起させる、理想の建築のイコンのような建物の物語。

大きなスクリーンで観たいですね。