最初、本格的にデジカメやるならニコンでやりたいと思っていたのです。
じつはデジカメはど素人なれど、30年前は中学の写真部に入っており、ミノルタのα-7700iでモノクロ写真なんかやってました。
当時は僕がミノルタ派で愛読書が「カメラマン」、同僚のT君がキャノンのEOS650で愛読書は「CAPA」。
何かにつけてよく張り合ってましたね。
さすがに、ど田舎の中学の写真部なんで、ニコン党でアサヒカメラ派なんてやつはいませんでしたね。
アサヒカメラなんか学校に持って行った日にゃ、エロ本持ってきたって大騒ぎになりますからね。
中学にエロ本持って行くとパニックになります。マジで。
この頃、ちょっと悪い友人が、小遣い欲しさにオヤジのニコンF4をパクって持ってきまして、使ってみて気に入ったら買ってくれと言って、置いていったんですよね。
さてどうしたものかと思いつつも、ふたつ返事でOKしまして(おいおい)、早速、テニス部の試合でテスト撮影ですよ。
実際に使ってみると、オートフォーカスが自分のα-7700iに比べると、めっちゃトロくて、スポーツ撮影には全然使えないし、着いてたレンズも広角単焦点で、当時の自分には全然面白くない。(今思えば渋いが。)
ただ、ただですよ、それら全てを帳消しにしてあまりあるほどの、道具としての凄み、これがあるわけです。
特に金属の質感と重量感ですね。
このニコンF4がモノとして格が違う事が、当時の青臭いませたクソガキである私にも、はっきりわかった。
なんとしても金を工面して手に入れなくては、と思ったのを覚えてます。
まあ結局、ニコンF4をパクられた事に友人の親父が速攻気づきまして(そりゃまあそうだろう)、その友人はボロクソにシメられたらしく、翌日、暗い顔して、あの話は無かった事にしてくれと言ってきまして、ニコンF4はめでたくオーナーの元へと帰って行きました。
というわけで、たった1回触っただけ、おそらくフィルムも入れてなかったのだと思いますが、その1回で「ニコンは格が違う」というのが中学生の自分の脳裏に刷り込まれたわけです。